伊豆版ボイスキュー


「伊豆市・伊豆の国市で
 FMラジオ局を立ち上げたい」
数日前、そんな話を耳にしました。

ボイスキューの伊豆版ですね。

最初は「え~!?」と思ったのですが
考えているうちに
たくさんの可能性を感じてきました。

地方だからこそできること。
地方に住むからこそ必要な情報。

自分からつかみに行く情報ではなく
自分に向かって流されてくる情報。

都会からの受信だけでなく
都会への発信。

流れていく何気ない日常の「言葉」。
その「言葉」から生まれるもの。

今は、さまざまの可能性を信じ
応援したいと思っています。


伊豆にラジオ局。
皆さんは…どう、思われますか?


ボイスキューの番組より(2)

すみません、お待たせしました。
番組インタビュー内容の続きです。


はる
詩人になる“きっかけ”のようなものは
あったのでしょうか?

谷川俊太郎
友だちに誘われたからですね。

はる
誘われた~?えっ?
「詩人になりませんか?」みたいなことですか?

谷川
(笑)詩、書いてみたら、みたいな。
って、言うより
彼が同人雑誌を始めるんで
「お前も書けよ」みたいなことで、
それで書いてみたら
何か詩みたいなものが書けたんで…
それが きっかけですね。

はる
覚さんは…。

覚 和歌子
この世に谷川俊太郎という詩人がいたからです。
中1のときにテレビで
俊太郎さんが詩を朗読されているのを見て
「あ~、アタシこういうことやる人になろう」と
思ったんです。

谷川
そこ、ちょっと おもしろいんです。
普通、活字になった詩を読んで
みんな詩人になろうとか
詩を書こうとか、思うでしょ。
覚さんは最初から、
朗読していた姿を見て
ああいうのやろうと思ってたんだから…
最初から、もう声に出すということで
始まってるところがとてもユニークですね。

はる
詩が浮かぶときっていうのは
文字として詩が浮かぶのか
それとも先に音としての詩が浮かぶ?のでしょうか…。


(笑)新鮮な質問ですねえ。

谷川
(笑)そのへん、すごい、こう…
デリケートだから…どうなんだろうなあ。
あの…僕はパソコンで書いてるわけですから
やっぱり…まずキーで…
ディスプレイで見るわけですから、文字ですよね。
でも、文字が浮かんだ瞬間に
音が付いてるわけですよ。頭の中で。
声には出さないけれど。
1行書いてみて、
音的に、ちょっとおかしいと思ったら直す
ということはやりますね。

はる
読んでみて?

谷川
頭の中で読んでみて。

はる
ああ。はい。

谷川
それから、最初から音で遊ぶ詩っていうのは
また、それはそれで
文字よりも音で考えますよね。
語呂合わせみたいな。
覚さんは、でも…
声に出す、っていうことももちろんあるんだけど
作詞の仕事だから、ちょっと違っていて・・・



あ、でも私も、その順番でいくと…
私は一番先に、絵、というか
イメージが浮かぶんですよね。
で、そこから
言葉が聞こえてくるみたいな順番ですよね。

谷川
それもありますね。

はる
詩は、日常生活の中で自然と浮かんでくるんですか?
それとも
詩を書こうと思うと、浮かんでくるんですか?

谷川
僕は、どっちかっていうと
詩を書こうと思ってパソコンの前に座りますね。
で、ときどき、なんか普通に生活していて
ふっと、上手い言葉が浮かんでくると
ちょっと慌ててメモしたりします。
そういう方が少ないです。


はる
“好きな言葉”ってありますか?
(この質問は、事前に伝えてありました)

谷川
何回、それ質問されたかわかんないんですよね(笑)。
それで、わりと、ほんと、
まじめにこたえるとするとね、
単語としてはね
言葉っていうのは
前後の文脈で決まってくるわけだから
言えない、と……
いうふうに こたえてたんだけど、
でも、それじゃ、あんまり愛想が悪いからさ
この頃、好きな言葉は“好き”っていうのに決めました。
好きっていう言葉が好きです。
すごく肯定的でしょ?なんかね。

はる
はい。


私もね、新幹線の中で考えてきた答えを言います(笑)。
『詩なんて
  人生の上澄みに過ぎないわ』

(一同笑)

ありがとうございました。


はるさん、スタッフの皆さん
お疲れさまでした。

私も同席していましたが
終始、にこやかなインタビューでしたよ。

文章にすると
細かいニュアンスまで
届かないかも知れませんが・・・。
お許しを。









ボイスキューの番組より(1)

ボイスキュー
『キャンパスクラブ ふぃーるどパニック』

写真映画『ヤーチャイカ』の簡単な説明
谷川俊太郎さん、覚和歌子さんの
プロフィール紹介の後、
インタビューの模様が放送されました。

はる(インタビューアー)
まず、製作のきっかけは?

覚 和歌子
映画会社から、写真をコラージュした映画をとりたい。
その脚本を…と頼まれたのが始まり。
動画ではなく、写真でやりたい、と。
ならば、普通の(映画)監督では
ない方がいいのではないかという判断で
谷川俊太郎さんにお願いしたら、
快く引き受けてくれた。

でも結局、最終的編集の7割を私がやることになり、
編集が全体の色を決める、という部分が大きいので、
二人とも監督、両監督ということになりました。

はる
朗読で音声、
それは最初から決まっていたのですか?


最初から決まっていたのは
「写真を使う」ということくらいで・・・
あとは、なかなか決まらなかった(笑)。

はる
(見るまで)何故、動画でなく、写真なのか?
音声、朗読をメインにして
映像に頼らない、ということなのか?と思っていた。
実際見てみて…
音声だけでなく
動かない映像がゆっくり出てくることによって
(内容が)のみこめる…という印象を受けた。
朗読にこだわって作ったのでしょうか?


こだわっていたわけではないが
ナレーションは大事だと最初から思っていた。

谷川俊太郎
朗読というより、あれはナレーション。
台詞がいっさいないでしょ?
はじめは、台詞を書いて役者さんが読もうか
という話もあったのだけど
作ってるうちに、
これは音楽とナレーションだけでやった方がいい
ということになったんですよ。
ナレーターも、もしかしたら
外の人を使おうという話もあったんだけど
覚さんは、ずっと詩の朗読をしてる人だし、
自分の作品だから、覚さん自身がやった方がいのかな、と。


お金もなかったし(笑)。

谷川
それを言い出すときりがない(笑)。
二人とも、詩を書くという仕事・・・
普段、お金がかからないじゃないですか。
紙と鉛筆があればできちゃうでしょ?
何となくそのつもりで映画に係わったら
映画って、すごくお金がかかるの(笑)
お弁当一つでもね、いくら?って話でね(笑)。


1980円のゴム長(靴)
買おうかどうしようかって
皆で悩むんですよ~(笑)

はる
写真を見てから、
朗読をここに入れようという形で
考えたのですか?


あらすじがあって、
それを踏まえて、写真を撮って、並べてみて・・・。

谷川
場面割があって、ロケーションして、撮って…
撮りながら写真見て…
最終的には、
写真全部集めてから編集して決まった。


1万枚撮って、使っているのが千枚弱。
すごい量ですよ!

はる
・・・なんか数字がでない(笑)


あのね…。
プリントアウトした紙の厚さは電話帳2冊くらい。
1枚のA4の中に36枚くらいの小さいデータ。
その中から選んでいく、
気が遠くなるような作業!
そこで、俊太郎さんは
いなくなっちゃったんですよ~(笑)

谷川
いや(笑)
やっぱりね、編集っていうのは
一人でやらないと無理なんですよ。


よく言う~(笑)

谷川
二人でやってると衝突するわけですよ。
編集っていうのは生理的な感覚だから。
これは覚さんに任せたほうがいいと判断して
身を引いたんです(笑)。



はる
この映画を撮るにあたって
大切にしたことって、何かありますか?



音楽。

はる
音楽?


音楽は、世界観と空気感を決める大事な役割を担うので
完全にコミュニケーションできるミュージシャンとしか
できないと思っていた。
そういう意味で丸尾めぐみさんにお願いした。
これは正解でしたね。

谷川
うん。
古い友だちだものね、覚さんと丸尾さん。


古くもないんですけど(笑)
まあ、友だち、ということで
お互いにずいぶん気持ちがわかり合えたところで
音楽を付けていけた。
何度書き直してもらったかわからないけど
一つも文句言わないで・・・。


はる
従来だと、映画の挿入歌には歌詞付きが多い。
今回は、それがなかったですよね?


最初は歌詞の付いてるものもはめてみたんですよ。
でも(やってみたら)スキャットだけの方が
良かったんですよ~。
それで、スキャットだけに。
サントラには歌詞付きが収録されています。
これはこれで単体で良いんですよ。
でも、ラストの場面には歌詞のない方が・・・。

谷川
実際に付けてみないとわかんないんですよ。




映画に関するインタビューは
以上のような内容でした。
続いて、詩人としてのお二人に質問。

さて、そこからは
また明日、UPしますね~。管理人。





おやつ

再度のお知らせで申し訳ありません。

花楽響定期公演のご案内です。


2 0 0 9 年5月9日(土)

会場:下北沢 A L L E Y H A L L

開場:1 3 : 3 0  開演:1 4 : 0 0

入場料:1 0 0 0円
 
出演
覚 和歌子  メルティ  原こゆき
丘しのぶ  G U C C I   ドロシィ  K i e ☆
 
問合せ

E - M a i l
s-knj@fsinet.or.jp
または
mishimayahchaika@yahoo.co.jp

花楽響の16回目にして、10 周年記念朗読会。
10 年前、はじめて公演を行った会場
「下北沢アレイホール」で里帰り朗読会を行います。

今回も現代モノ、詩、メンバーによるオリジナルと
様々に趣向を凝らしてお送りします。

ほのぼのワクワク。
そんなイメージから「おやつ」というタイトルになりました。

毎度毎度なにが飛び出すかわからない花楽響の朗読会
お楽しみに!
(公演チラシより)

http://www5a.biglobe.ne.jp/~misohito/rakkyo/lucky_img/rakkyo_16.pdf

花楽響